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アシナガバチに刺されたときの応急処置と受診の目安

アシナガバチに刺されたときの応急処置と受診の目安 蜂の種類と危険度

アシナガバチに刺されたらまずやること

アシナガバチに刺された直後は、落ち着いて次の手順で対処してください。スズメバチほどの毒量ではありませんが、アシナガバチの毒も無視できません。適切な応急処置を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

  • その場を離れる:まず刺した蜂から距離をとります。刺激を与え続けると続けて刺されることがあります。
  • 針を確認・除去する:アシナガバチは針を残さないことが多いですが、残っている場合はピンセットや指の爪で素早く取り除きます。絞り出そうとするのは毒が広がるため避けてください。
  • 流水で洗い流す:刺された部位を清潔な流水で10〜15分ほど丁寧に洗います。毒を薄める効果があります。
  • 冷やす:清潔なタオルに包んだ保冷剤や氷で患部を冷やします。腫れや痛みを和らげる効果があります。

民間療法として「口で毒を吸い出す」方法がありますが、これは推奨されません。口内の雑菌が傷口に入るリスクがあります。

刺された後の症状と経過の見方

アシナガバチに刺された後、局所反応として患部の赤み・腫れ・かゆみ・痛みが現れます。これは一般的な反応であり、多くの場合は数時間〜1日程度で治まります。腫れが広がる場合も、24〜48時間でピークを過ぎることがほとんどです。

ただし、刺された回数が多い場合や、顔・首・口の中を刺された場合は、気道が腫れて呼吸困難になる危険があります。このような場合は迷わず救急車を呼んでください。

市販の抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)やステロイド含有の外用薬を使うことで症状を和らげることができます。ただし、既往症や内服薬がある場合は薬剤師に相談してから使用してください。

アナフィラキシーショックのサインを見逃さない

ハチ刺しで最も怖いのがアナフィラキシーショックです。これはハチの毒に対するアレルギー反応が全身に現れる状態で、迅速な対応が命を救います。

以下の症状が刺された後15〜30分以内に現れた場合は、ただちに119番に連絡してください。

  • 全身のじんましんや強いかゆみ
  • 唇・のど・舌の腫れ
  • 息苦しさ・喘鳴(ゼーゼーした呼吸)
  • 気分が悪い・吐き気・嘔吐
  • めまい・血圧低下・意識の混濁

エピペン(アドレナリン自己注射薬)を処方されている方は、これらの症状が出た時点ですぐに使用してください。エピペンを使用した後も、必ず救急搬送を要請します。

過去に刺されたことがある人は特に注意

ハチに刺されると、体内にその毒に対する抗体が作られます。そのため、2回目以降に刺されると初回よりも強いアレルギー反応が出やすくなるとされています。過去にハチに刺されたことがある方は、特に注意が必要です。

「前回は何ともなかったから今回も大丈夫」という考えは危険です。前回と今回の反応はまったく異なる場合があります。刺された後は必ず30分程度、自分の体の状態を観察するようにしてください。

また、ハチ毒アレルギーが心配な方は、事前にかかりつけ医や皮膚科・アレルギー科に相談しておくことをおすすめします。必要に応じてアレルギー検査を受けることで、リスクを事前に把握できます。

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